

ムートンのオーナーである、フィリップ・セレイス・ド・ロスシルド、カミーユ・セレイス・ド・ロスシルド、そしてジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロスシルドは、2016年ヴィンテージのラベル作品制作をウィリアム・ケントリッジに依頼しました。同氏は、絵画・彫刻作品はもちろん、映像制作や舞台演出といった分野でもその名を知られます。ケントリッジは、1955年、南アフリカのヨハネスブルグで生まれました。ムートンのラベル・コレクション初となるアフリカ大陸出身アーティストです。彼の作品は世界の著名美術館に迎えられ、数々の名誉ある賞を獲得しています。「ポリティカル・アート」と自認すると同時に、作品にはユーモアとポエジーがあふれています。
ムートンのラベル作品に描かれたのは「バッカスの勝利」。ティツィアーノからマティスまで、巨匠たちの作品に登場する、酒に酔いしれる人々。彼らを想起させるシルエットが陽気にパレードする場面をとらえています。グランヴァンとは、そもそも悦びをもたらす源であり、文化的価値を形成する要素のひとつでもあります。それには敬意と節度が求められます… シャトー・ムートン・ロスチャイルドの2016年に対してはなおさらです!