ムートンでは、畑作業から瓶詰めまで、いずれの作業も各工程のスペシャリストが担当しています。ヴィニュロンは、畑を耕し、剪定を施し、病害虫対策、摘房、除葉…これらの作業を担い、栽培責任者は果実の熟度を入念にチェックし、醸造長は醸造工程を管理し、テクニカルディレクターは生産全体を統括しアッサンブラージュを決定します。ムートンの「一部」となって活躍するこれら造り手たちは、何度となく世代交代を繰り返してきました。時代とともに近代的技術を体得し確立し、独自のワイン造りノウハウを承継しています。かくして、ヴィンテージによる違いはあれど、ムートン伝統のカシスの風味を変わらず含み、変わらず頂点に君臨し、「されどムートンは不変なり」、この格言に恥じることのないワインを生み出しています。