威廉·肯特里奇 Chateau Mouton Rothschild 2016 label, William Kentridge

2016年シャトー・ムートン・ロスチャイルド、ウィリアム・ケントリッジがラベルを飾る

1945年以来、シャトー・ムートン・ロスチャイルドのワインラベルには、毎年異なる巨匠アーティストの作品が飾られています。年ごとに新たな作品が加わり、現代美術界における著名作家が名を連ねる、極めて魅力的なコレクションが形成されています。

ムートンのオーナーである、フィリップ・セレイス・ド・ロスシルドカミーユ・セレイス・ド・ロスシルド、そしてジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロスシルドは、2016年ヴィンテージのラベル作品制作をウィリアム・ケントリッジに依頼しました。同氏は、絵画・彫刻作品はもちろん、映像制作や舞台演出といった分野でもその名を知られます。ケントリッジは、1955年、南アフリカのヨハネスブルグで生まれました。ムートンのラベル・コレクション初となるアフリカ大陸出身アーティストです。彼の作品は世界の著名美術館に迎えられ、数々の名誉ある賞を獲得しています。「ポリティカル・アート」と自認すると同時に、作品にはユーモアとポエジーがあふれています。

ムートンのラベル作品に描かれたのは「バッカスの勝利」。ティツィアーノからマティスまで、巨匠たちの作品に登場する、酒に酔いしれる人々。彼らを想起させるシルエットが陽気にパレードする場面をとらえています。グランヴァンとは、そもそも悦びをもたらす源であり、文化的価値を形成する要素のひとつでもあります。それには敬意と節度が求められます… シャトー・ムートン・ロスチャイルドの2016年に対してはなおさらです!

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