シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2001

シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2001

天候条件

2001年最初の3ヶ月は、平年より気温の高い多湿な天候が続きました。それにより萌芽は早期に進み、過去30年平均比6〜8日早めとなっています。

5月および6月はかなり暑く乾燥した月となり、5月には35℃という記録的暑さを観測し、6月には30℃を超す好天の日が続いています。萌芽の段階では早めに進んでいた生育状況も、このような天候の中で進度に衰えが見られ、開花中間期は6月6日および7日に記録され、平年並みとなりました。

7月前半には暑さは若干和らぎ多湿で、続く8月は幾度かの雷雨を含み、気持ちの良い天候の月となりました。着色中間期は8月12日から8月16日の間に記録されています。メルロに関しては平年よりほんの少しばかり遅れを取っています。

9月は好天が続き、気温は若干低めでした。そのためブドウ果実の成熟進度は少し衰えます。収穫は平年より4〜5日ほど遅めになりました。

10月初旬、収穫直前、暑く日照量も豊富な絶好の好天が続き、雨もほとんどなく、優良な衛生状態でブドウ果実は上質な熟度を得ることが出来ました。

テクニカルノート

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  • 収穫期間
  • 9月27日〜10月10日
  • アッサンブラージュ
  • カベルネ・ソーヴィニヨン 86%
    メルロ 12%
    カベルネ・フラン 2%
テイスティングコメント

赤ガーネット色の外観。熟成の兆し。

複雑性のある香り。ブルーベリーやカシスを思わせる、熟した果実のアロマをたっぷり含んでいる。心地よいスモーク香、レザー、ほのかな動物系の香りも感じられる。

ストラクチュアとみずみずしさが特徴的な味わい。丸みのあるタンニンと上質な濃いアロマに支えられています。果実感豊かなノートを含んでいます。

徐々に広がりを感じさせるエレガントな後味。風味の余韻は長く、みずみずしさがあり、このヴィンテージのポテンシャルの高さが窺われます。

ラベル作品担当

ロバート・ウィルソン (1941〜)

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