ルージュモン

ギ・ド・ルージュモンは1935年生まれのフランス人画家・彫刻家。国立パリ装飾美術学校で学び、マドリードのカサ・デ・ベラスケスにて研鑽を積む。

1960年代初頭からは、鮮やかな暖色を使った幾何学様式をモチーフとした作品を制作し、フランス国内外の展覧会、ギャラリー、サロン、ビエンナーレに多数出展している。1970年からはそれらの活動と平行して、巨大フレスコ画や「surfaces tramées(方眼面)」作品、また、代表作となるカラフルな円柱作品を制作し、パリにおいてはオルセー美術館正門前広場やパリ市立近代美術館広場、サン・ルイ病院玄関ホール、また、ドイツ、ポルトガル、日本、韓国、エクアドルにいたるまで、フランス国内外、世界各地の公共スペースに彼の作品は展示されている。

1997年にはフランス学士院芸術アカデミー会員に選出されている。

楕円から円筒型まで、規則的モチーフを長年扱ってきたルージュモンだが、その後は16世紀イタリア絵画からの借用語である「ligne serpentine(蛇状曲線)」を用いた作風に転向。ランダムに蛇行する描線で、その波状線によって明暗のコントラストを強調、あるいは和らげる効果を与えている。
フィリピーヌ・ド・ロスシルド夫人からの依頼を受けてムートンのために制作された2作品には、ルージュモン第二期の作風があらわれている。1つ目の作品は、「芸術とワインラベル」新展示スペースのために制作された、ゴールド真鍮(黄銅)の光り輝く円柱彫刻。赤紫色の渦巻き装飾が施されている。

そして、2011年ヴィンテージを飾る絵画作品。金色から暗赤色へ、日の光を浴びるブドウ畑の輝きから地下セラーを包み込む暗闇へ、ルージュモンは、グラン・ヴァン誕生までの全工程を象徴的カラーで表現している。

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