ムートン・ロスチャイルド、2013年収穫(ビデオ)

去る9月30日、シャトー技術部によって、グラン・ヴァン用区画の収穫開始が決定されました。ムートン・ロスチャイルドの白ワイン「エール・ダルジャン」に使用されるソーヴィニヨン・ブランおよびグリ、セミヨン、そしてミュスカデルに関しては、収穫はその前の週に行なわれています。日照豊かで乾燥した理想的な夏に恵まれましたが、天気予報によると10月第1週からは好天が期待できず、収穫日程を前倒しにして迅速に作業を行ないました。そのため、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社のスタッフ全員が招集されるという、異例の収穫となりました。急遽かき集められた125名のスタッフらは、いつもとは異なる環境の中で、ベテラン収穫チームを援助にまわり、熱心に作業に取り組んでいました。

チーム一丸となって、記録的速さで83ヘクタールの畑の収穫作業が終了。ムートンの2品種(メルロおよびカベルネ・ソーヴィニヨン)は無事醸造庫へと搬入されました。

丁寧に収穫したブドウを小箱に詰めて、選果スペースに設置された選果台へと運び、ムートン・ロスチャイルドの重力式新醸造庫へと搬入し、いよいよ醗酵作業がスタートします。主な改良点:タンクには透明な板が数本はめられており、テクニカルチームはより正確に醸造工程を確認できるようになりました。

メルロの初期収穫のタンクでは、少し前から液抜き作業が始まっています。数週間後にはグラン・シェの樽の中にワインを詰めて、育成工程がスタートする予定です。

フィリップ・ダリュアンの他、テクニカル・ディレクターであるエリック・トゥルビエ、セラー・マスター、ジェラール・リネール、シャトー・チームによる今年収穫のワインの初期テイスティングが始まっています。極めて鮮やかな色味を備え、弾けんばかりの果実の自然なアロマとほのかに香る焦焙のノートが交ざり合っています。ムートン特有の風味あふれるワインで、今の段階からすでに魅力たっぷりの仕上がりです。

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