冬の寒さは厳しく、続く春は温暖な天候に恵まれ、ブドウ樹は早めに萌芽を迎えました。
4月21日、凍霜害による深刻な被害が出ています。シャトー・ムートン・ロスシルド、シャトー・ダルマイヤックおよびシャトー・クレール・ミロンは、恵まれた地理的環境のおかげで、これらの被害から守られています。
夏の時期は暑く好天続きの天候に恵まれ、上質な果実成熟が得られています。収穫は良好なコンディションのもとで行われました。
テクニカルノートレンガ色の外観。オレンジ色かかった美しい光沢。
香りに関して、かなり上質なアロマ表現が楽しめるワイン。ジャスミンを思わせるフローラルなほのかな香りを含む。また、焦焙系のノートがより濃く感じられる。
エアレーション後には、カシスや各種スパイスの香りが広がり、より豊かな香りへ変化を見せる。
瑞々しさのあるアタック。酸っぱさのある小粒果実の風味が魅力で、ざらつきがなく、まろやかで溶け込んだ、フィネスとエレガンスを特徴とするタンニンを含む。
後味の風味はとにかく豊かで濃厚である。
ラベル作品担当
節子 (1942〜)
天候条件