2013年は不安定な天候が記憶に残るヴィンテージとなるでしょう。
冬は寒く多湿で、続く春は気温も低く多雨。結果、植物生育サイクルには遅れが見られ、開花にも乱れが生じました。
7月および8月には一変してかなり暑く日照豊富な天候が続き、降水量も平年を大きく下回りました。7月末には気温が38度まで上昇し、激しい雷雨を引き起こしています。
9月になっても水分欠乏は解消されませんでしたが、結果的に果実の熟度は均質に高まりました。 糖分量も十分で、ポテンシャルの高い酸を含むブドウに成熟しました。
生産量は過去40年間で最低レベルではありますが、厳しい基準でセレクトすることで、高い品質を確保しています。
2013年は、その魅力を最大限に引き出すために、注意深く見守られ、丹念に仕上げられたヴィンテージです。
テクニカルノート2013年エール・ダルジャンは、輝きのあるペールイエローの外観。
魅惑的な香りが広がり、桃や洋梨を思わせる黄色果実の濃厚な香り。スパイスのノートを含む。
味わいは芳醇で、果実味とミネラル感を感じさせる。彩り豊かなアロマパレットが魅力。
後味までみずみずしい風味が続き、余韻の長さは特筆に値する。
天候条件