カミーユ・セレイス・ド・ロスシルドは、1961年生まれ。フィリピーヌ・ド・ロスシルド男爵夫人 (1933年-2014年)の長女として、著名演出家でコメディー・フランセーズ名誉局長であるジャック・セレス氏との間に生を受けました。
カミーユは、弟のフィリップならびにジュリアンとともに、シャトー・ムートン・ロスチャイルド、シャトー・クレール・ミロン、シャトー・ダルマイヤックの共同所有者に名を連ねています。
フィリピーヌ夫人同じく、カミーユも演劇とブドウ畑に囲まれて成長し、芸術の世界へと活動の場を広げました。パリの骨董商フィリップ・ラケリエール氏のもとでキャリアをスタートさせ、その後は老舗競売会社アデール・ピカール・タジャンにて、装飾品販売部門、ならびにエッフェル塔の階段出品など重要オークションの準備・遂行をはじめ、責任ある立場で活躍します。
1992年、エリック・ウグレン氏と結婚。7人の子供たち(ダヴィド、シャルロット=マリー、ピエール、ニコラ、バンジャマン、ケヴィン、コロンブ)の子育てに専念すると同時に、青少年の教育と成長に高い関心を示し、様々な教育プロジェクトに積極的に参加します。
ブラジル、メキシコ、ドイツ、スペインなど世界中から青少年を募り、出身地や文化、宗教の枠を越えた相互理解をうながし交流を深める組織の活動にも参加しています。
フィリピーヌ夫人の死後、カミーユは一族会社運営の一翼を担い、精力的に活動の幅を広げています。現在は、株式会社バロン・フィリップ・ド・ロスシルド社監査役会メンバーに名を連ね、フィリピーヌ夫人が長年尽力されてきたシャトーの整備・修繕事業を引き継ぎ、同時に、国内外で催される重要イベントにて同社の事業をご紹介する中で中心的役割を果たしています。
ムートン・ロスシルド、オーパス・ワン、アルマヴィーヴァの発展、そして、ムートン・カデやエスクード・ロホといったブランドワイン事業の拡大に貢献していく中で、祖父フィリップ・ド・ロスシルド男爵、そして母フィリピーヌ・ド・ロスシルド男爵夫人から託された事業の価値を高め、さらなる発展を目指す。カミーユ女史が強く胸に抱いている思いに他なりません。
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