• 新醸造庫は、上下階はエレガントなメタルの柱で繋がれています。

    醸造庫

    新醸造庫は、上下階はエレガントなメタルの柱で繋がれています。

  • リシャール・ペドゥッツィとベルナール・マジエールによる作品。木と鋼、ふたつの素材が調和する空間。

    醸造庫

    リシャール・ペドゥッツィとベルナール・マジエールによる作品。木と鋼、ふたつの素材が調和する空間。

  • 新醸造庫2階、収穫ブドウ搬入スペース

    醸造庫

    新醸造庫2階、収穫ブドウ搬入スペース

  • 新醸造庫2階、収穫ブドウ搬入スペース

    醸造庫

    新醸造庫2階、収穫ブドウ搬入スペース

建築と伝統が調和する空間

ムートン・ロスチャイルドの新醸造庫は、ムートンのワイン造りにおける、新たな歴史の幕開けです。ハイクオリティな技術革新を追求した設備で、メドックに伝わる建築様式および建材を今に伝える建物デザイン。全長約70メートル、上下階はエレガントな鉄の柱で繋がれています。木と鋼、ふたつの素材が美しく調和する空間が広がります。オーク材の木製タンクを使用する「ムートン式」の伝統は今なお健在です。44基の木製タンクの他、20基のステンレスタンクを設置しています。

 
「収穫ごとに、ムートン・ロスシルドでは、各区画の能力とそこに植えられている各ブドウ品種の精髄を具現化するための努力を惜しみません」テクニカル・ディレクター、フィリップ・ダリュアン
Philippe Dhalluin, Technical Manager
 

各ブドウ品種の精髄を引き出す

ブドウ果実本来のクオリティを損なわないよう、新醸造庫は重力式という特徴を備えています。つまり、選果および軽めの破砕後、ブドウ粒は自然の重力によってタンクの中へと落とされ詰められます。木製およびステンレス製タンクは、ムートン・ロスチャイルドに長年伝わるワイン造りを尊重した機材です。容量の異なるタンクを数多く備え、ブドウ品種ごと、マイクロパーセル(小型区画)ごとの醸造作業が可能です。これにより、収穫時の果実厳選のみならず、ワインのアッサンブラージュにおいても、状況に応じた最適化が可能です。タンクの材質はオーク材。フランス国内の最上質の森林で育つ自然素材です。ワインに呼吸を与え、醸造作業を効果的に進めることが出来ます。

 

醸造について

果汁をワインに変化させる作業は、複数の工程に分けられます。破砕、これはブドウ粒が含む果汁を流出させる工程で、ブドウ果皮に含まれる酵母はその果汁内で繁殖します。次に醗酵のスタートです。酵母は糖分を徐々にアルコールへと変化させます。同時に、ブドウ果皮に含まれる色素およびタンニンが醗酵中の果汁に移行し、その年のワインの色および骨格を決定します。そして、マロラクティック醗酵により酸量が自然に減少し、ワインに仕上がります。

様々な時期の醸造庫
  • <p>新醸造庫には28基の醸造タンクを追加設置し、ムートン・ロスチャイルドでは現在64基、タンク数は以前の2倍に拡張されている。</p>

    新醸造庫には28基の醸造タンクを追加設置し、ムートン・ロスチャイルドでは現在64基、タンク数は以前の2倍に拡張されている。

     
     
  • <p>総容量はそのままにタンク数を増やすということは、つまりセレクション数が倍増するということで、これにより、プルミエ・クリュ伝統の秀逸なワイン造りを承継し、ワインをブレンドする際の精度が一層高まる。</p>

    総容量はそのままにタンク数を増やすということは、つまりセレクション数が倍増するということで、これにより、プルミエ・クリュ伝統の秀逸なワイン造りを承継し、ワインをブレンドする際の精度が一層高まる。

     
     
  • <p>シャトー・ムートン・ロスチャイルド、新醸造庫正面の巨大扉</p>

    シャトー・ムートン・ロスチャイルド、新醸造庫正面の巨大扉

     
     
  • <p>高さ16メートル、シャトー・ムートン・ロスチャイルドのブドウ畑を見下ろす新醸造庫</p>

    高さ16メートル、シャトー・ムートン・ロスチャイルドのブドウ畑を見下ろす新醸造庫

     
     
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