エール・ダルジャン – 2007

エール・ダルジャン – 2007

天候条件

植物生育期から果実成熟期、そして収穫に至るまで、2007年ヴィンテージは、良好な衛生状態を保ちながら十分熟したブドウ果実を育てるために、細心の注意が常に必要とされた年でした。

冬期は雨が多く、地下水位は十分に上昇しており、4月初旬にはブドウ樹の萌芽を迎えました。異例なほどに暑く乾燥した天候(気温平年値11.7℃のところ、この年は16℃/降水量16.4ミリメートルを記録)により、植物生育サイクルは早めに進みました。

花の時期は5月26日前後で例年より2週間早く、1989年や2003年並みの早期収穫を予測させました。
夏は比較的涼しく、ブドウの生育スピードも落ち着きました。しかし9月になると異例なほどに暑く乾燥した天候が続き、完熟状態までブドウ果実の成熟が促進されました。

エール・ダルジャンのブドウ収穫は9月13日にスタートしました。好天のもと、作業は9月20日まで続き、素晴らしい衛生状態の完熟ブドウを収穫することが出来ました。

テクニカルノート

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  • 収穫期間
  • 9月13ー20日
  • アッサンブラージュ
  • ソーヴィニヨン 65%
    セミヨン 35%
テイスティングコメント

明るい黄色のワインで、高い明澄度と輝きが特徴的。

香りに関しては、濃厚な柑橘系、緑茶のアロマが感じられ、白桃を思わせる果実のノートへと広がる。

味わいは、アタックは非常に柔らかで、メンソールのノートによって一層の清涼感が感じられる。酸味と、セミヨンからもたらされるたっぷりとしたテクスチュア、そのバランスが実に魅力的なワイン。

後味には長い余韻と温もりがあり、この年は白ワインにとって偉大なヴィンテージであり、その豊かなアロマ表現が堪能出来る。

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